Prof.Fjordの脳内散歩。

大学生が日頃考えていることを文章にするだけの、自己満足ブログ。

3年目のデビュー

33本目。夏の終わり。

 

3年目のデビュー

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9月30日、夏休み最後の日に以前からずっと見たかったこの映画を見てきました。この映画が始まったときは喘息の症状がまだ出ていたためほとんど外に出ておらず、ここ数週間でようやく良くなったのですが、なかなか行けるタイミングが無いという中で、今日を逃したらもう見られないと思い、少し遠い映画館まで足を運びました。

僕が日向坂46を知ったのは、オードリーのラジオを聞くようになって、オードリーが出ている番組の中の一つに日向坂で会いましょうという番組があって、それを初めて見たときに面白い番組だと思い、それから日向坂についても徐々に興味を持ち始めました。確か今年の1月頃で、センター試験の直前ぐらいだったと思います。センター直前に日向坂で会いましょうを見漁ってました。今思うと、そこそこ危ないですね。

興味を持っているといっても、シングルを何十枚も買って握手に行きたいというような熱があるわけではなくて、テレビ等で活躍しているのを見ているだけなのですが、今回の映画に関しては、日向坂の歴史を長編ドキュメンタリーとして見れるなら、ぜひとも見たいなあと思いました。時期が遅くなってしまったため、近くの映画館での上映が終わってしまい、遠出することになってしまいましたが、遠出してよかったと思います。

ここから先は映画のネタバレを含む感想になります。

純粋な映画の感想としては、「ファンにとっては素晴らしいもの」だったと思います。年表を振り返って見ているようでした。激動の日々を送ってきたメンバーの苦悩と成功を改めて実感すると同時に、舞台の裏側を垣間見て知らなかったことを知ることができたのは良かったです。特に、柿崎芽実さんと井口眞緒さんの卒業シーンもしっかり描いていたのは良かったです。それぞれがメンバーのことを大切に思っているということがよくわかりました。

長濱ねるさんの居場所づくりとして始まったけやき坂46から長濱ねるさんが抜けるとか、「みんな悔しくないの!」でお馴染みのTIFのこととか、スカスカの握手会の列とか、つらい時期が確実にあって、先が見えなくてしんどい思いをしていて、でも諦めずに一つ一つの仕事をチャンスだと思って丁寧に、大切にこなしたからこそ、今こうやって光を浴びているんだなと思います。

メンバー個人にもスポットが当たっていて、小坂菜緒さんがデビューシングルでセンターを務めることになった際、「けやき坂46の3年間についていろいろな人に聞かれるが、自分にはそれが分からないのが辛い」と言っていたのが印象に残っています。3年を過ごしたのは1期生で、加入が少し遅い2期生は1期生とはまた違う感覚を持っていて、そんな2期生の小坂さんがセンターを務めるということに違和感があるのは本人にとっては当然でしょうけど、今や押しも押されもせぬ日向坂の看板メンバーですし、これを乗り越えられたことは良かったのではないかと思います。

「イマニミテイロ」「約束の卵」「青春の馬」この3曲は歌詞付きで流れていましたが、これらの曲はけやき坂、日向坂にとってとても大事な曲だと思います。アンダーグループという立ち位置ながら、欅坂の代役として武道館3daysを行ったとき。単独でのアルバムが出て、単独で東京ドームの舞台に立ちたいと願って歌い続けたとき。日向坂としてできることが見えなくなったとき。ファンはもちろん、けど、本人が一番大事にしているんだなあと実感しました。特に、青春の馬を初めて聞いた(?)ときにメンバーの多くが号泣していて、もちろんめちゃめちゃいい曲なんですけど、まず本人が曲の良さを痛感しているということは裏を見なければわからないことで、そこは知れてよかったです。

感想の頭で「ファンにとっては素晴らしいもの」と書きましたが、ファンじゃない人にとってはどういうものかというと、僕はもう既によく知っているので分からないのが正直なところなのですが、120分もあるので、日向坂への入り口、入門ビデオとしては少し長いのかなと思います。監督さんもきっと日向坂のことが大好きで、だからこそ1秒でも長く詰め込みたかったのかなと思いますけど、ナレーションベースなのは、後から思うとこの映画が単調な感じに見えてしまっている1つの要素なのかなと思います。まあ知らない人のために説明しなくてはいけないことも多いのでそこは仕方ないところですけど。

日向坂の良いところは「横一列」なところだと思います。この映画でもそうですし、今売り出しているアルバムのCMでもそうでしたし、曲ではフォーメーションとかはありますけど、困ったとき、辛いときに他のメンバーが支え合っているのが顕著に見られるグループだと思います。誰が主役だとかじゃなくて、みんなが主役で、メンバーそれぞれに個性があって、全員が応援し甲斐があるグループだと思います。良い映画でしたし、これからの自分の励みにもなりました。日向坂46ストーリーの本も衝動買いしてしまいました。今後も、活動を応援したいと改めて思いました。

今、新型コロナウイルスの影響でコンサートや握手会ができず、思うような活動ができていません。今年の年末に予定していた東京ドーム公演も、もしかしたら延期となってしまうかもしれません。本人にとっては大きなモチベーションだったと思いますしそれがなくなると相当つらいと思いますけど、壁があるのは逆に日向坂らしいとも思います。単独デビュー、CDの売上、東京ドーム公演など、目の前に大きなモチベーションとなることが常にあったグループでした。なので、こんな状況も、今の日向坂ならきっと乗り越えられると思います。

 

余談

友人とテニスをしていたら足首を痛めてしまいました。数日で治ると思っていましたがやや長引いています。対面授業までに引いていれば良いんですけど…