巨人の9月前半

31本目。月二回の巨人ブログです。

9月に入り、優勝街道をひた走るジャイアンツ。9月は休みが少なく、疲労も多くなってくるので月頭の13連戦は勝ち越せば万歳程度に思っていましたが、最高の形で乗り越えてくれました。そんなジャイアンツの13連戦の様子を、試合ごとに振り返っていきましょう！！

9/1〜9/3 対DeNA 3勝

初戦はエース菅野が8回途中2失点の好投。打線の援護が乏しく菅野に勝ちはつかなかったものの、同点の9回にエスコバーを攻略し、サヨナラ勝ちでカード初戦を取りました。2戦目は2回に打線が繋がり3点を先制。以降得点できなかったものの、復帰登板の先発サンチェスが6回1失点としっかり試合を作って2戦目も取りました。3戦目はブルペンデーとなった相手先発のパットン、2番手武藤を完全に攻略し、2回までで13得点。早いイニングで主力を休ませながら、大きな失点もなく3戦目も取って連戦頭のカードを最高の形でスタートすることができました。

9/4〜9/7 対阪神 2勝1敗1中止

初戦は先発戸郷が粘りきれず6回途中で5失点。一方打線は相手先発西から4点を奪うも、チャンスでゲッツーが出てしまい、あと一歩及ばず初戦を落としました。2戦目は制球の定まらない相手先発藤浪から5回までに大量11得点。巨人先発の今村は8回を投げて1失点と好投。投打が噛み合って2戦目を取りました。3戦目は雨天中止となり、選手を休ませることができました。4戦目は3戦目先発予定のメルセデスがスライド登板。2軍での調整登板なしでの復帰戦であり、少ない球数、短いイニングでの降板が予想されましたが、球数の少ないベストピッチが続き、6回73球無失点と怪我明けながらしっかり試合を作ってくれました。打線は相手先発高橋遥人から3点を奪い、追い上げられながらもなんとか逃げ切ってカード勝ち越しを決めました。

9/8〜9/10 対中日 2勝1分

初戦は菅野と大野雄大のエース対決。坂本のタイムリー、亀井の犠牲フライで大野から2点をなんとか奪い、菅野→中川→デラロサの完封リレーで勝利。菅野は開幕10連勝を達成しました。エースすぎる。2戦目は先発田口が6回途中3失点と微妙な内容も、坂本の3打席連続HRなどで5点を奪い、連投が続いている中川デラロサの勝ちパターンを温存しながら1点差を逃げ切りました。3戦目は先発サンチェスが7回1失点の好投。打線は8回に吉川尚輝の3塁打で2点を奪い逆転するも、中川が1点を奪われ2-2で引き分けました。このカードも負け無しで貯金を作れました。

9/11〜9/13 対ヤクルト 3勝

初戦は先発戸郷が自身最長の7回を投げ1失点の好投。打線の援護が乏しく勝ちはつかなかったものの、8回に坂本の勝ち越しソロHRが飛び出し、カード初戦を取りました。2戦目は1回、岡本の20号3ランHRで先制するも、先発今村が5回6回に捕まり4失点。それでも大城のHRで同点に追いつくと、7回に岡本の今日2本目となる21号HRで再び勝ち越し、2戦目も取りました。3戦目は先発メルセデスが6回途中1失点とまずまずの内容。打線は2本のHRで先発小川から3点を奪い、このリードを細かい継投で逃げ切り、またまた3タテスイープを達成。2戦目、3戦目ともに鍵谷の火消しがチームに勢いをつけました。

9/15〜9/17 対阪神 2勝1敗

(ブログ更新が13連戦直後に間に合わなかったのでこのカードもまとめます)

初戦は菅野がやや安定感に欠け、6回を3失点とまずまずの内容。しかし、打線が高橋遥人を攻略し、初戦を取りました。菅野は開幕11連勝を達成。この試合で坂本、岡本の主力2人が途中交代。早期復帰が望まれます。2戦目は相手先発青柳対策でスタメン全員左打者。出場機会が乏しい若林、田中俊太、立岡を下位打線に起用し、3人で7打点の大活躍。先発田口は8回途中4失点とまずまずの内容も、このリードを逃げ切りカード勝ち越し。3戦目は先発サンチェスが5回5失点と乱調。打線も相手先発の西を攻略できずに完敗。しかし、このカードで勝ち越したことで優勝マジック35を点灯させることに成功しました。

総括

9月に入り「勝ち方」がよりハッキリとしてきていると感じます。勝ち試合で中川デラロサだけでなく大竹、高梨、大江、鍵谷らがしっかりと活躍しているため、中川デラロサに依存しすぎることなく投手運用ができていると思います。しかし、ここ最近は接戦のゲームが多く、どうしても接戦を勝つための投手運用となってしまっているので、上で挙げた6人をどこかで多く休めるように運用してほしいです。特に中川とデラロサは日本シリーズで投げられなくなったら困るので、登板過多にならないように工夫してほしいです。

前回の課題として挙げた先発陣はようやくゆとりができたと思います。故障離脱していたメルセデスとサンチェスの復帰が大きく、今村も良いピッチングをしているので、菅野、戸郷、田口と合わせて週6人で回せることができています。谷間のピッチャーとして直江も経験を積ませることができそうですし、連戦を勝てる先発陣の形成はできて安心しています。

打線は怪我が心配です。亀井とウィーラーはやや体が動いていない(それでも打ってるあたり流石ですが)ので休ませながら起用したいところですが、ここにきて坂本と岡本が同時に休まざるを得ない状況となってしまいました。岡本はフルイニング出場することが多いので、体が丈夫な選手ですが少し疲労の色が出ていてもおかしくはありません。坂本はコロナスタート、脇腹痛など今年は悩まされる要素が多い中でのコンディション不良とのことで、今後どうなるかは分かりません。16日のように若手たちが活躍できれば問題ありませんが、所謂「確変」がどこまで続くかは分かりません。坂本、岡本の状態は今後も気になるところです。そんな中でパーラが戻ってこれそうなのは朗報です。元気な丸と打線を牽引してほしいです。

余談

PS5の抽選予約が始まりました。プレイステーションの据え置き機は持ってないのですが、これを機に買ってみるのもアリかなと思ったりしています。スガさん、給付金追加でくれたりしませんか…