Prof.Fjordの脳内散歩。

大学生が日頃考えていることを文章にするだけの、自己満足ブログ。

2年次に受けた授業について 春学期編

102本目。今年度も振り返って思ったところを共有します。

 

2年次に受けた授業について 春学期編

秋学期はまだ終わってはいませんが、1年次の殆どの授業が終わった頃だと思います。mast21の皆さん、1年間授業を受けてみていかがでしたか?おそらく皆さんは僕より優秀だと思うので難なく乗り切ってるのではないかと思うのですが、少しでも参考になる部分があればと思って、昨年に引き続き、僕が2年次に受けた授業を振り返ってみようと思います。前回と同じように、授業内容の詳細というよりは受けた正直な感想を書いていくつもりです。授業内容はkdbもどきとかを見てくださればだいたい分かると思います。2年次もほとんどオンラインで乗り切りました。千葉に住んでいますが、現地にいなくてはならない理由はそこまでありませんでした(教科書手に入れにくいのは大いにある)。

mast22の皆さん、ご入学おめでとうございます。昨年、僕が受けた授業の感想は1年前に記事にしてあるので、そちらを見ていただければ少しは参考になるかと思います。ただ、僕が受けた授業とみなさんがこれから受けるであろう授業はどうやら少し違うみたいなので、あくまで参考程度に見ていただければと思います。この記事を上げるまでに、少しだけ加筆をしておきます。

professorfjord4.hatenablog.com

では、早速行きましょう!

デジタルクリエイティブ基礎

学士基盤科目。3.4年次向けとありますが1年次だろうが2年次だろうが普通に受けられます。授業難易度的にも情報学群の学生なら全く問題ないと思います。ちなみに情報学群の授業で同じ時間帯にコンピュータネットワークという授業があり、mastの学生のほとんどがそっちを取っていますAdobeのソフトの使い方を一通り学ぶ授業です。この授業を受けているときは期間限定でAdobeCCのライセンスが無料で使えます。定員数がけっこうカツカツなのでもしかしたら抽選漏れしてしまうかもしれませんが、Adobeのソフト無料で使ってみたい!という人には良い授業だと思います。

応用体育ソフトボール

今年唯一の対面授業(体育のために千葉↔つくばを往復していました)。2年次体育は1年間同じ種目をやります。抽選は決められた種目の希望度を5段階で評価していき、なるべく希望度に沿った種目が(抽選?で)選ばれるようになっています。ちなみに5段階中の5(最高評価)は2つ以上つけなくてはならないため、この1種目だけがやりたい!という選び方は残念ながら出来ません。僕はソフトボールがやりたくて、抽選でソフトボールを無事に引くことが出来ました。素人でしたが、同じ学類の同期が多かったのと、チームメイトがフレンドリーに接してくれたこともあって、楽しい時間を過ごせました。

確率と統計

その名の通り確率と統計について学ぶ授業です。理系の学生にとっては3割くらい既習事項です。講義動画を見て小テストを受ける、という形式なので2年次春学期の授業の中でも負担はかなり軽い方だと思いますが、教科書の問題を解くなどしっかり勉強をしないと小テストは解けないようになっているので、そこは注意が必要です。レポートもありますが、教科書の問題を1問解くだけなのでこちらもかなり少ないです。

微分積分B

この授業の担当のhrg先生が今年でご定年らしいので来年以降どうなるかは全くわかりません。hrg先生は授業動画も参考資料pdfも課題もてんこ盛りです(その分詳しいからとても勉強になる)。レポートの作成もめちゃめちゃ時間がかかったし、授業内容を理解するのもめちゃめちゃ時間がかかったし(なんなら理解できてないところもぼちぼちある)、かなり苦労しました。多変数関数の微分積分級数らへんを扱います。この分量が来年以降も継続されるならば、後述するプログラミングを上回る春学期屈指の分量です。必修なので頑張ってください。

線形代数B

ベクトル空間とか対角化とかを学びます。微積のせいでレポートの分量の感覚が麻痺していますが、この授業のレポートは標準的な分量だと思います。manabaではなく先生のサイトにて講義資料が配布されます。動画じゃなくてパワポなのが少し面倒ですね。まあ最悪パワポ見なくても配布PDFと自学自習で乗り切ることはできるんじゃないかなと思います。レポートの点数が匿名で毎回順位付けされるのは珍しいポイント。

プログラミング

春学期(というか2年次)最大の鬼門。C言語を1から学びます。というか、今からでも遅くないので市販の参考書とかで先取りしておくことをオススメします。まずC言語自体そこそこ取っつきにくいので面倒ですし、レポートの形式も事細かく指定される(長ったらしくて面倒)上に、プログラミング初心者にとっては課題の難易度もなかなかのものです。「何かしらアドバイスを貰ったらそのことをレポートに記載しないとダメ」みたいな後出しルールとかも連発されていたので20生からめちゃくちゃにヘイトを買っていました。落単した人も結構いると聞いています。LaTeXも否応なく覚えることになります。まあLaTeXは使えると色々便利なのでしんどいですけどこの時期に環境作っちゃいましょう(VSCodeLaTeX書けると便利ですよ)。C言語は秋学期にデータ構造とアルゴリズム実習という授業でも使うことになるのでここをサボったら芋づる式でそこも苦戦します。というか必修なので逃れられません。キツいですけどこの授業を乗り切れるなら2年次の授業全部乗り切れると思います。

コンピュータシステムとOS

2コマの前半が講義パート、後半が演習パートです。講義パートではコンピュータシステムの動作原理とかOSの基礎とかを学びます。演習パートではアセンブリ言語のプログラミングを学びます。先程述べたプログラミング(C言語)よりはここで扱うアセンブリ言語は簡単ですので安心してください。この授業は期末試験があるのですが、事前に配布される対策プリントよりも過去問のほうが得点に直結するので過去問をどうにかして手に入れることをオススメします。まあ手に入れられなくても爆死することはないと思います。僕は試験直前にしかその紙を見られなかったので(ちなみにそんな僕の評定はAでした)。

データ工学概論

リレーショナルデータベース、SQLの使い方を、実際に手を動かしながら学びます。最終的にはWebアプリケーションシステムを自分で作り、それが成績として評価されるので、自分の考えるシステム次第でモチベーションが変わってきます。題材はマジで何でも良い(僕は読売巨人軍の選手管理システムを作りました)ので、自分が純粋に作りたいと思うものを作りましょう。予備知識0でもなんとかなります。ちなみに僕はemacsが分からなくて初回で詰みましたが何とかなりました。同時双方向型のオンライン授業で1,2限なので朝早く起きるのが大変でした。

CG基礎

コンピュータグラフィックスのソフト(Blenderとか)を使う授業ではありません。c++OpenGLを使ってプログラミングでCGをするという授業です。それなりに数学を使うので、「CG基礎」とありますが課題によっては普通に難しいです。c++とかOpenGLにいきなり触れることになるので僕みたいなプログラミング分かんない人間にとっては最初は面食らうかもしれません。毎回発展課題というものが用意されていますが、それを毎回必ず提出しなくても(僕は半分くらいしかやってないです)A+は来るので評定自体は緩めなのかなと思います。

認知科学

こちらも一部hrg先生(今年でご定年)が担当しているので来年以降どうなるかはわかりません。認知科学とありますが心理学的な側面が大きいかもしれませんね。人間がどのように物事を学習していくか、みたいな人間の仕組みに焦点を当てた授業です。後半になっていくと論理とか人工知能みたいな話もちょっと出てきます。毎回毎回の提出物は少なめなのでそこまで大変な授業ではないと思います。評定に対する最終レポートの割合が大きいのでそこは頑張りましょう。

ACPC連携講座:ライブ・コンテンツ論

この授業もhrg先生(今年でご定年)担当なので来年以降どうなるかは分かりません。「ライブ」というものを様々な観点で考える、オムニバス形式の講義授業です。ライブ、音楽に興味のある人はとてもオススメだと思います。ライブだけでなく、そこに関わる映像技術とか、初音ミクの話とか、アニソンの話とか、サブカル的な側面もあります。毎回それなりに文章を書けばいい成績はもらえますし、文章の書きやすい授業内容なんじゃないかなと思います。

情報メディア創成特別講義A

立体造形物、3Dプリンターの技術に関して学ぶ授業です。春Cの集中授業です。講義時間はそこまで長くなく、レポートの分量も至って普通です。集中授業なので単位の量にしてはいずれも圧倒的に少ないほうだと思います。この授業は今(2年次)まで受けた授業である専門基礎科目ではなく、3年次以降の授業と同じ専門科目という扱いで、専門科目の単位はそこそこ貴重だと思うので取れるなら確実に取っておくことをオススメします。ただ僕のレポートの質があまり良くなかったからかBが返ってきて、やってしまったなあという思いです。

情報メディア創成特別講義C

産総研っていう産業技術がすんげえ(語彙力皆無)ところの連携大学院教員と呼ばれる人がオムニバス形式で最先端の研究に関する講義を行います。これは夏休み中の集中授業です。講義を受けて、レポートを提出するというシンプルな形式です。特別講義Aと同様に、特別講義Cも専門科目扱いで、不勉強でもレポートをちゃんと書けば単位は来るはずなので、こちらも取っておくことをオススメします。

総じて

春学期はプログラミングと微分積分Bがキツいです。秋学期と比べるとしっかりとお勉強をしてしっかりとレポートを書くという授業が結構多いのでそこそこ大変だと思います(1,2年次で一番しんどい時期)。他にもmastの授業で言ったらメディア社会学とかコンテンツ概論とかコンピュータネットワーク(デジタルクリエイティブの時間と同じ)とかがありますが、そこも全て取るとなるとめちゃくちゃ大変なので(これらを取っている20生は普通にいるのでこれらも是非検討してみて下さい)、とりあえず時間割を埋めておいて、初回の授業で雰囲気を掴んで、必要なさそうなら切るというふうにすれば良いんじゃないかと思います。個人的には単位数を少し落としてもいい時期かなと思います。他の先輩からの情報とかも参考にしつつ、頑張って下さい!

 

余談

オミクロン株が爆速で広まってて困りますね。来年は少しくらい対面で受けられるかなと思いましたがこの状況だと正直電車にすら乗りたくないです。一応僕は基礎疾患があるのでコロナになる方が嫌ですが、イベントとかも行きたいので勘弁してほしいです。