ジャイアンツまとめ(2021/9)
95本目。かなり厳しいです…
ジャイアンツまとめ(2021/9)
毎月更新しているジャイアンツについてのブログです。9月は本当に厳しい1ヶ月となりましたね。現状首位と5ゲーム差の3位です。振り返っても良いことがなさそうですが、今後のためにもしっかり振り返って、何が悪かったのか、自分なりに考えてみようと思います。
6勝13敗5分
まあこの結果がすべてを表していますね。勝率が8月までと比べて著しく低い成績となってしまいました。どうしてここまで成績を落としてしまったのでしょうか。様々な原因があると思います。
先発5枚、中5中4お構いなしローテーション
先発投手の中5日間隔は議論が尽きない部分ではありますが、ジャイアンツのチーム事情的には戦略的に中5で回しているわけではなく、先発の駒数が圧倒的に足りないが故に仕方なくこうせざるを得なかった、という感じです。菅野、戸郷、山口、高橋、メルセデスの5人のみ。まともにイニングを食ってくれる先発が5人しかいない上に、その5人も9月は全体的に安定感に欠いていました。中5中4で投げさせるなら徹底的に球数制限をして(中5なら100球までとか)投手のコンディションを管理しなくてはいけませんが、そういった様子はなく平気で120球とかを投げさせていて、選手が可哀想です。現に山口が故障しかけていますし、今先発ローテで投げている選手は本当に気の毒というか、よく頑張っていると思います。
丸の絶不調
ここまで丸が打てなかったシーズンはないんじゃないかというくらい丸が打てていません。9打席連続三振など大不振でした。真ん中の半速球を空振りしていたので本当に深刻そうでした。まあ、今年は仕方ないとして、来年以降はちゃんと戻して頂きたいですね… あ、もちろんポストシーズンは頑張ってくださいよ!
中田翔の状態が上がらない
日本ハムでは4番を打っていた選手ですから、1年動かなかったとはいえ2割前半くらいは打てるだろうと思っていましたが、全く打つ気配がないです。指揮官も中田の復調に賭けて我慢の起用が続きましたが、起用はほぼ実らず、最近また2軍落ちとなってしまいました。これほど打てないと落とさざるを得ないですよね。2軍では全く問題なく打てているので、何かきっかけがあれば全く問題なく打てると思うんですけど… 中田さんもポストシーズンにしっかり合わせてほしいです。
松原の奮起、坂本のフォーム変更
松原は本当に偉いです。梶谷の移籍、ハイネマン、テームズの加入、八百板の支配下登録など、今シーズン巨人に加入したライバルは数多いですけど、決して腐らずにやってきて現時点で規定打席に到達、かつ打率2割8分超えと、素晴らしい成績を残しています。育成出身として文句のない働きです。守備も外野手トップクラスの安定感で、成長しています。たまにボンクラをすることはありますが、今の巨人の外野手では間違いなく1番手です。生え抜きで1軍定着の外野手が育ってきたことは朗報ですね。
坂本も素晴らしいです。姿勢を高く、腰をあまり落とさずにリラックスして構えることでホームランを量産しつつ打率をしっかりいつも通り3割に近づけてきました。打点がシーズン単位で見ると物足りなさはありますが、それは2番で打っていたこともあると思います。32歳になり体のピークを迎えつつありますが、攻守両面においてまだまだ坂本を超えるショートストップはいませんね。
ビエイラの故障離脱、大江の絶不調
中継ぎ陣も決して盤石とは言えませんでした。9月頭のヤクルトとの3連戦3連投が引き金となり、そこから調子を落として10日間の離脱となりました。幸いすぐに戻ってこれたものの、その間に大きく負け越してしまい、ビエイラの存在の大きさを実感しました。
また、大江が投げるたびに打たれるほど不調となり、2軍に落ちてしまいました。もともと制球に難のある投手ではありますが、マウンド度胸のある投手なので信頼感はありました。しかし2軍での防御率も悪く、今シーズンはなかなか厳しそうです。ポストシーズンには間に合わせてほしいんですけどね…
梶谷が戻ってきそうで戻ってこない
死球による故障離脱からなかなか時間がかかっている梶谷さんが、ちょくちょく2軍の試合に出場しているのですが、なかなか1軍に戻ってきません。手の死球の影響はほぼないと思われますが、腰痛があるらしく、調整が続いています。この人ありきでシーズンを考えていた人も多いはずです。何度も言いますが、ポストシーズンには間に合わせてほしいです。
ハイネマンの加入と帰国
救世主となる予定だったシーズン途中加入のハイネマンですが、先日帰国しました。理由は謎の体重の減少だそうです。日本食が合わなかったんでしょうか。それとも家族と会えないストレスでしょうか。このコロナ禍で外国人選手は本当に苦労していますね。合流してすぐに結果を出せというのも酷な話ですが、今シーズンのジャイアンツは新外国人選手が鳴かず飛ばずでした。
総じて
大きく負け越した原因は先発ローテだけではないと思いますが、全体としてチーム状況がかなり悪かったです。昨年も9月は勝てていなかったと思います。9月が軽くトラウマになりそうです。一方9月はヤクルトがかなり躍進しました。チーム記録となる13試合連続負け無しという喉から手が出るほど欲しい大型連勝です。阪神も大きな連勝はないものの地道に勝ちを重ねています。首位争いはヤクルトと阪神の2チームにほぼ絞られ、巨人は抜け落ちてしまいました。まあ、ヤクルトと阪神が落ちてくるならまだ可能性は無くはないですけど、2チーム同時に落ちることはそうそうないと思います。
優勝戦線から軽く離脱してしまった巨人ですが、10月はポストシーズンを戦う戦力を見極める時期だと思います。もちろん優勝を諦めてほしくはありませんが、地に足をつけた野球が出来ているわけでは全くないので、短期で勝てる戦力を整えてほしいというのが本音です。戦力的にはセ・リーグ上位チームと十分戦えるはずなので、苦しみながらもチーム全体の調子を上げていくことを目指して、シーズン終盤を駆け抜けてほしいと思います。
ちなみに、チケットが取れなかったので、今年は野球観戦できなさそうです… 完全にチケットを買うタイミングを読み違えました。残念です。
余談
キングオブコント、空気階段が優勝しましたね。個人的に空気階段はそろそろタイトルを獲ってほしいと思っていたので、優勝が決まったときの涙は印象的でした。1本目のSM火事、2本目のメガトンパンチマン、両方素晴らしかったです。特に1本目はキャラの強さ、構成、仕掛け、テンポ、全てが完璧でしたね。良い大会でした。