巨人2021シーズンの展望
53本目。今年もジャイアンツを全力で応援します。
巨人2021シーズンの展望
巨人の大エースとも言える菅野智之が巨人残留を決めました。巨人ファンとしてはこの上なく嬉しいニュースですが、メジャーリーグに行って活躍している菅野も見てみたかったなあなんてことも思ってしまいます。しかし個人的に、今年菅野がいなかったら優勝は厳しいかもとまで思っていたので、本当に安心しました。これで、大きな戦力流出はなく2021シーズンを迎えられそう(後は外国人選手の入国がうまくいくかどうか)ですね。ということで今回のブログは、2020シーズンオフの巨人の動向をおさらいしながら、2021シーズンの展望を考えていきたいと思います。
戦力外選手
戦力外を含めた自由契約となった選手は育成も含めて27名。まさに血の入れ替えと言えるでしょう。そのうち鍬原拓也、堀田賢慎、高木京介、直江大輔、山下航汰の5名は怪我を理由とした育成契約を締結しました。FAの人的補償のプロテクト外しの側面もあるかなと思います。パーラは怪我により通年で活躍できず自由契約。宮國椋丞、藤岡貴裕、吉川大幾らは去年も1軍の出場機会がありましたが、戦力外となってしまいました。
トレード、人的補償
金銭トレードで山本泰寛が阪神に移籍。そしてFA選手獲得による人的補償で田中俊太がDeNAに移籍しました。どちらも二遊間に穴がある球団なのでこの2人を補強することは間違いではないと思いますが、戦力の劇的な向上は見込めないかと思います。巨人としても吉川尚輝が通年活躍できる目処がたった他、北村、若林、増田大輝とバックアップも充実しています。
ドラフト新入団選手
ドラフト会議にて指名した選手は支配下7名、育成12名でした。1位指名は亜細亜大投手の平内龍太。直球の強さが特徴の選手で先発、リリーフも両方できそうな即戦力です。2位は東海大投手の山崎伊織。TJ手術明けで2021シーズンはほぼ治療に専念することとなりそうですが、それでも上位指名されるほどの、将来のエースとなり得る逸材です。この2人は今後の軸としたい選手です。ただ、平内も昨年に肘のクリーニング手術済で、2人とも怪我がやや不安な選手です。しかしこの二人が万全であれば大きな戦力になると考えて良いと思います。また、3位の中山礼都は将来の内野手として、4位の伊藤優輔は即戦力のリリーバーとして有望です。
新外国人選手
外国人野手の1番手がウィーラーというのはあまりにも心もとないです。もちろんこのことは球団も把握していて、今年の新外国人はベテランメジャーリーガー野手2名の加入となりました。巨人の穴と言える部分は両翼と一塁です。ここを埋めるべく、左翼手にテームズ、一塁手にスモークを獲得しました。テームズはKBOでも実績のあった、パワー型の左打ちの選手です。スモークは典型的な低打率多本塁打型の、両打ちの選手です。どちらも実績十分の選手で、大活躍とまでいくかは分かりませんが、それなりに期待できそうです。
FA加入選手
DeNAからFAで梶谷隆幸と井納翔一が加入しました。特に梶谷は巨人の課題であった両翼のうちの右翼手というポジションにピッタリの選手です。やや怪我の多い選手ですが去年は通年で活躍し、打率リーグ2位は素晴らしい成績です。同一リーグから主力を引き抜けたのは大きいと思います。また井納も先発ローテーションの一角として、長いイニングを投げることができる選手として期待できるでしょう。穴を補う的確な補強が出来ていると感じます。
先発ローテ
菅野、戸郷、メルセデス、サンチェス、井納、今村
控え:畠、田口、高橋、平内、直江、横川、井上、(山崎)
菅野の残留が非常に大きいですね。先発ローテだけでもある程度計算できる投手が多く、控えもかなり揃っていると感じます。個人的には平内、直江、横川あたりを谷間や6番手あたりで積極的に使って欲しいなと思います。若手の突き上げが戦力の突き上げに直結すると思います。今年中に菅野以外で10勝できる投手を育てきってほしいところです(欲を言えば2人)。
中継ぎ
1軍:デラロサ、大竹、中川、高梨、大江、鍵谷、高木京、桜井
控え:ビエイラ、田中豊、伊藤、古川、古川、堀岡
控えはやや微妙なものの、1軍メンバーはかなり優秀だと思います。去年のように勝ちパターンが2通り組めるくらいになれば、全く問題ないと感じます。ドラフト4位の伊藤はキャンプの様子次第では開幕1軍もありえます。1軍に桜井を入れたのはロングリリーフができる人を入れるためです。正直誰でもいいです。ただ、試合が崩壊したときのためにも1枚はロングリリーフ要因は必要です。
スタメン
1番:梶谷(右)
2番:坂本(遊)
3番:丸(中)
4番:岡本(三)
5番:テームズ(左)
6番:スモーク(一)
7番:大城(捕)
8番:吉川(二)
9番:投手
出塁能力がある梶谷を1番に置いて、サカマルオカと並べ、5、6番に外国人、7、8番に大城と吉川を置くオーダーです。おそらくこれが基本線で、外国人の調子次第でウィーラーらへんが入ることになるかと思います。かなり重量のある打線になっていると感じます。キーは新加入の選手がどれほどやってくれるかでしょうね。
野手控え(1軍)
若林、増田大輝、亀井、中島、松原、北村、炭谷、小林
ユーティリティプレイヤーとして若林と増田(増田は代走の切り札でもある)、代打要員として亀井と中島、若手有望株として松原と北村、控え捕手として炭谷と小林を置きました。これが基本線かなと思います。ベンチ人数的に1人余らせているのでもうひとりは2軍での調子次第かなと思います。個人的には山下航太の成長を期待したいところです。
総括
戦力層としては2021シーズンも優勝できるチームになっていると思います。的確な補強もあり、余裕のあるシーズン展開を期待したいところです。懸念事項としては、怪我とコロナでしょう。来シーズン開幕に際しても、おそらくコロナは収束していないでしょうし、昨シーズンからそれほど時間も経っていないため十分なキャンプができない恐れがあります。キャンプは今年一年の体を作る上で本当に重要なものになるので、そこが不安です。外国人選手がしっかりとシーズンインできるように来日の日程を調整して欲しいですね。
順位予想などはシーズン開幕直前に行おうかと思います。昨年よりも本数は減らす予定ですが、今年も巨人の記事は引き続き書いていこうと思います(月1本くらいを目安に書いていきたい)。よろしくお願いします。
余談
今月は月に10本もブログを更新できました。先月の31日にも更新したので、かなりのハイペース更新になりました。来月はそれができるか分かりませんが、これからも精力的な更新を続けていきたいと思っています。ネタがある限りですけどね。